2017年3月21日火曜日

"A song for Takae, Higashi Village, Okinawa" (cover)










「沖縄県東村高江の歌」

(作詞曲: 七尾旅人)



その町には 武器なんて似合わない(ほら、ほら)
その町には 棕櫚の木が揺れてた (ほら、ほら)

通りすがりの僕だけど すぐにわかった

その町では 子どもたちがいつも (ほら、ほら)
目を輝かせ 風の歌を聴いてるさ (ほら、ほら)

その町には 武器なんて似合わない(ほら、ほら)
その町には 笑顔が似合うのさ  (ほら、ほら)

通りすがりの僕だけど まるでここでは

その町では 家族みたいだった
声を弾ませ 打ち明け話をしたさ



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"A song for Takae, Higashi Village, Okinawa"

(song by Tavito Nanao)


Weapons don't suit the town (Hey, hey)
The town where palm trees sway in the wind (Yeah, yeah)

Even though I'm just a passer-by, I realized it straight away

In that town, the kids are always (Hey, hey)
Listening to the song of the wind with shining eyes (Yeah, yeah)

Weapons don't suit the town (Hey, hey)
Only a smile fits in there (Yeah, yeah)

Even though I'm just a passer-by, here I was...

There I was like a member of the family
Our voices raised, when we were sharing confidence...








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2012年に沖縄ツアーへ行った時に初めて高江という集落を訪れ,
その土地での2回のライブでこの曲を唄う機会があった。
(今思えば歌詞の一部を勝井祐二さんが一緒に唄うというレアなものだった)

七尾旅人さんの, あつく優しく揺るぎない思いが身体からこぼれたようなこの曲。

まさかベルリンで, しかもなにも風邪で寝込んでいる時に録音しなくてもいいのではと自分でも思うけれど, 瞬間の熱量というものには, どうやら触れて確かめるしかないみたいだ。
いつものように通り過ぎて行くのをただ目で追うことが, できない。

その時の沖縄ツアーを企画してくれたギタリスト・石原岳さんに改めて感謝。




やんばるの森が強い風に唸るのが聞こえるようだ。




I sang this song with envisioning my precious people and place.